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小屋番日記

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迎春・竜ヶ岳 

明けましておめでとうございます、本年も宜しくお願いいたします。

旧年は励ましのお言葉や叱咤して頂いた方々、大変お世話になりました

お蔭さまで新しい一年を迎えることが出来ました、ありがとうございます。

今後もよろしくお願いします。


毎年恒例と成った初日の出登山を決行しました、

去年に続き竜ヶ岳の頂から一年の祈願です。

深夜3時に登山開始、ヘッドライトを頼りに遠足尾根登山道を上がります。

中腹からは降雪がありトレースも見えず、あとは記憶が頼りの山行でした。

積雪量はこの季節にしては少なく所々地面が見えている状態、

しかし吹き溜まりや雪屁の発達が著しく、今年の傾向は強風を伴う降雪と分ります。


強風が吹き荒れる山頂にたどり着き、低く流れる雲が日の光を遮りもうだめかと感じたが
そう思うもつかの間、大地が黄金色に光輝きだした、来た来るぞと期待が膨らむ
藤原山頂で見たのと同じ光景がよみがえる、期待が確信に変わる瞬間だ
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一瞬雲が切れ光が差し込んだ、薄っすらとした雲の向こうに太陽が顔を見せてくれた
少しだけだったが身体が温かく感じるから不思議だ、強風で立っている事が精一杯
この環境でいやこの地だからこそ違いが体現できる感覚だ
今日は申し合わせたわけでも無く、お互いの想いからなのか、やはりと言うか
山頂でポド君と遭遇、こんな日に上がるなんてどうかしてるぞ、と笑みがこぼれた瞬間だ
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2015.1.1竜ヶ岳山頂より初日の出



太陽が陰り瞬く間に生物を拒絶する空間に満たされだした
早く下山し無ければ体感温度が低下で身体が持たない
そんな空間でもシロヤシオの森には冬の羊が群れています、生命の強に胸が熱くなる
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クラより振り向けば雲が切れて一瞬だけ登り竜が顔を出した、
恐ろしいほどの強風で雪が飛ばされ、山頂周周辺は着床できていない様だ
頭の直ぐ上を北からの湿った風が音を立てて駆け抜けていく
西高東低で日本海側に降雪をもたらした風だ
鈴鹿北部は日本海側の影響を受けやすい地形にある
それ故かこの様な自然環境が持たされるのだろう
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1042ピークの登山道は全て雪に埋もれ、自分たちが歩いた痕跡も消えていた
強風と降雪による風紋に力を感じる、まるで波の上を歩いているようだ
人は季節に関係なく、山では自然に対して何も出来ない存在でしかない
その時その地の事象や環境を考え、歩かせて貰える喜びに感謝がこみ上げる
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遠足尾根の雪屁は近年最大規模まで成長していました、ただし降雪間もない事と
雪質が悪く不安定な状態、もろくて直ぐに踏み抜けてしまう、滑落の危険は無いが
あえて近づかない方が得策です、まだ中層の氷雪との結合が甘く
ここ数日降雪した弱層を支える事が出来ず、面発生表層雪崩の可能性があります
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毎年恒例となった御来光登山、今年で22年目を迎えるに到りました、

正直まともに太陽が見れたのは3割ほどか、あとは雲に隠れたか時間切れで、

登頂も断念なんてのもあった。

伊吹時代は年越しテント泊で、強風により一睡も出来ず、

しかも土砂降りの雨の中下山、降りたら快晴なんて間抜けな事もしばしばあった。

藤原岳時代に到っては、山荘でぐだぐだで宴会登山に化けた事も何度かあった。

計画性の無いと言うか計画が甘い自分にとって、良くぞ続くと感心する、

引き付けるものは何だろうか。


悪天候の中天気予報もまず無理と大晦日に報じている、

初日の出が到達点であれば登る理由は一切無い、

では何故か、実のところ未だに分らない、

分らないまま22回目となってしまった。


目標は常に山頂に立つ事であり、目標の無い登山は危険な行為でもある、

しかし、目標を達成困難と判断し代替案を模索し、現地で一人で決断する、

これが深夜から入山して、ヘッドライト一つで登山する醍醐味でもある。

自らを追い込める唯一の日、それが御来光登山が続く理由なのかもしれない、

といってもヘッデン登山は良くやってるけどね。


こんな感じですが、今年一年どうぞよろしくお願い致します。

迎春 小屋番






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